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コープス・ブライト
2005・英
監督:ティム・バートン、マイク・ジョンソン 脚:パメラ・ペトラー、他
出演:ジョニー・デップ、ヘレナ・ボナム=カーター、エミリー・ワトソン、クリストファー・リー、他

映画を楽しむ基本のひとつに「期待して観に行かない事」ゆーのもあるとおもいます。
期待しないで行った時はそこそこの作品でも「おもろかった!」になるし、単館ロードショウ物に「おもろかった!」作品が多いのは(おいらの場合)そのせいやと思います。
期待して行った場合、ほとんどが裏切られます。そやけどおいらも“自称・映画間マニア”なんで、監督や出演者の関連作を観ていたり、事前に雑誌やTV等で情報を仕入れてしまって、なんの知識もなく映画を観に行くという事がほとんどありません。
これはある意味、不幸な事かもしれません。

「ナイトメアー・ビフォアー・クリスマス」は監督作では無く、製作(そないゆーてもバリバリティム・バートンやったけど)だったんで、期待すんなってゆわれてもさぁ〜。
ヤフーのユーザーレヴューを見るとかなりの高得点でしたが、おいらは期待してた分、裏切られたかな・・・。  

結論からゆーと「ナイトメア」にはじぇんじぇん(お気に入り、ごめんねエリック)およばへんかった。なんかねぇ〜、今回はキャラがたってないんよ。それに「ナイトメア」とかぶってるキャラが多々あるし、ストーリーも違うんやけど、なでか同じ様な話に感じました。

ジョニデ様は主役やねんけど、気弱でパッとせえへん役やねんけど、「やっぱりジョニデ様はお芝居上手やなって思ったね。声の出演やったけど、「チャーリー」より芝居的には良かった様に感じました。

映画自体は77分と短いやけど、全編ストップ・モーション・アニメーションやから気の遠くなるような時間をかけて、地味な撮影をやったやろねぇ。
本人は楽しくてしょーがなかったらしいけど、これは尊敬に値するね。
今やCG全盛でストップ・モーション・アニメーションやってるんは、ティム・バートンと「ウォレスとグルミット」の人位なんちゃうん?
レニー・ハリーハウゼン大好きなおいらとしては、今後も続けて創りつづけて下さい。

毎度のことやけど、さいしょ気持ち悪いキャラクターが、観ているにかわいらしく、愛しくかんじさせるのはさすがでんな。
しかしこの主人公のビクターは惚れっぽすぎへんか?一緒にピアノ弾いたら、初めて会った女の子も、目ん玉の取れる死体の女の子もマッハで好きになってまうもんなぁ。

払ってええでぇ価格:700円(ちょっと期待しすぎてもうたね・・・。)


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