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from Kei



『NEWFEST』1

 ゲイパレードが行われる6月には、それに関連した映画祭も開催されます。
(日本でもレズビアン・ゲイ映画祭が東京で開かれてますよね。)今年は6/2〜6/12の11日間に渡って”Sports” "Retro Sex" "Parenting" "Activism"という4つのキーワードを軸に、様々なタイプの映画が上映されました。

 100本近くある作品の中、私は"kiki&Herb on the Rocks" "100% HUMAN" "Three of Hearts"を見ました。
この3つを選んだポイントは、"kiki〜"は出演するジャスティン・ボンドさんのことを最近知って彼のファンになったから、"100%〜"は性同一性障害の男性が本当の自分を獲得する道程を、"Three〜"は2人の男性と1人の女性が同時にお互いを愛し関係を築いていく過程を、それぞれとらえたドキュメンタリーと言うテーマにひかれたからです。  

 上映会場はシネコン劇場のLoewsの34th Street TheaterとBroadwayにあるState Theaterの一角です。
なので”スターウォーズ3”や”マダガスカル”などを見に来た家族連れやカップルがいる一方、ゲイ・レズビアン映画を見るために列を作る人たちがいる、というちょっと不思議な状況が…(笑)。でも皆、映画が好きなんだなと思うとうれしくなります。

会場の雰囲気は選んだ作品によって全く異なってきます。
実は、去年のこの映画祭にも足を運んでいた私。たった一本だけ見たのですが、それが”Slutty Summer”というゲイの可愛らしい男の子たちの恋愛を描いた直球ど真ん中の作品だったので、会場はゲイの男の子たちの熱気でいっぱいでした…。今年私が選んだ作品の雰囲気は一般的な映画のそれと変わらなかったです。

(つづく)

 


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